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受講生の声
受講生の声
中西 真菜
さん
2005年 京都精華大学 美術学部 造形学科 日本画専攻合格
タイトル:
とり
私が美大の受験を意識しだしたのは、高1の秋ぐらいでした。その時の私は、美 大を受けるのは、何をすればいいのか全く知らず、ただ単に”絵を描くのが好 き”というだけでした。そんな私が選んだ画塾は、OWLでした。家から近いところ にあり、またアトリエぽい雰囲気が気に入ったのでOWLに決めました。
始めて画塾に通いだした私にとって最初のうちはやる事すべてが新鮮ですごく楽 しかったです。しかしいろいろな事を学んでいくにつれて、様々な悩みも出来 ました。単に物を見て描くという事が好きだった私は、何かを作ったり、デザイ ンをして描いたり・・・という事にすごく苦手意識を持っていました。又絵が 時間内に描けないなど、デッサンについて悩む事もしばしばありました。
しか しOWLの先生方はそんな私に対して親身になり、どのようにすれば楽しくや れるか、又どうすれば苦手意識がなくせるかといろいろ考えて下さいました。そ のおかげもあり、私はだんだんと苦手意識もなくなり、楽しく絵描けるように なっていきました。一時はうまく描けない自分が嫌で苦痛に感じた時もありまし た。しかしそれでもめげずに続けられたのは、本当に先生方の熱意のおかげだ と思います。そして私は、精華大学の日本画科に合格する事が出来ました。これ からも”楽しんで描く”という気持ちを忘れずに沢山の事を学んでいきたいと 思います。最後になりましたが、こんな私に熱心に指導して下さったOWLの先生方 には、心から感謝いたします。OWLを選んで、本当に良かったなと思い ます。
田渕 真鼓
さん
2004年 京都市立芸術大学合格
私がこの画塾を選んだのは、家から近く、個人塾だったからです。 私はデッサンの経験が全くなく、大きな塾では一人一人みてもらえないだろうし、 自分のペースでは進めないと思ったので。思ったとおり、先生がいつでも進路の相談にのってくださり、 受験前では時間外でもみてもらったり、いっしょに頑張れる友達ができたり、 個人塾の利点がいかされた最高の画塾でした。そして第一志望の京都市立芸術大学に合格することができ、 ほんとうにOWLを選んでよかったと思います。
岸田 泰典
さん
2004年 京都教育大学大学院
教育学研究科 教科教育専攻 美術教育専修合格
絵「fence1」、「fence2」ができるまで
私は2003年の夏、60号の油絵を二点描いた。タイトルは「fence1」、「fence2」である。意味はフェンス越しに見た風景であるということだ。私自身、60号という大きいサイズの絵を描いたのも、コンセプトを明確にしてから絵に取り組んだのも初めてのことだった。これらの絵は私が大学院進学を希望するに当たり、今後の研究のきっかけとなる、
タイトル:
fence1
制作期間 :2003.07.24〜08.11
まずは入試のための作品であった。入試のためと書くと、堅苦しい制作という印象を持ってしまいそうになるが、むしろ入試のための作品制作は自分の美術に対する取り組みを深め、土台のしっかりした、かつ言いたいことが表現できた喜ばしい作品の完成を自分にもたらしてくれた。今後作品を作っていく上での新たな基礎が出来たと考えている。
作品制作は簡単に進んでいった訳ではなく、むしろ始めは何を描けばいいのか自分自身はっきりしなかった。それまでもOWL美術研究所で静物デッサン・油絵の基礎を学ぶと共に、クロッキーにおいても制作することの喜びを形にしてはいたが、絵に独自の思いを込めて伝えるといった作業まではこなせていなかった。私は、大学院からの芸術系への編入を第一希望としていたので、自分の表現分野としたい絵画においても、研究内容・計画を明確にし、作品として示す必要があった。研究所の東儀光則先生には入会以来絵の指導を受けていたが、大学院進学についても相談し、対策を考え指導していただいた。何を描くか考えるために、最初自画像を描いてみることを勧められたり、中西夏之展を見に行ってみるように言われた。その時は先のことまではわからなかったが、今になって自分を見ることにつながったと考える。
いよいよ入試の際に持参する作品制作に取り掛からなければならなくなったが、まだどのような作品を作るか私は決められなかった。研究所で面談を繰り返して考えていったが、東儀光則先生と講師の平林先生の二人に親身になって指導していただいた。自分の興味・関心を浮き彫りにするため、身の回りの目についたものを写真に撮ってくるよう言われた。写真をあまり撮ったことのない私だったので最初カメラを使うことに抵抗があったが、デジカメを使ったこともあり、風景を撮影してすぐ確認できる作業の楽しさに、多くの写真を撮っていくことができた。
タイトル:
fence2
制作期間 :2003.08.19〜09.15
道路沿いの看板や壁、花、神社、大学内の風景など、目に付くものをとにかく撮っていった。朝・昼・夜と時間が変わることにより、ものの見え方・風景が変化することも、写真を撮る中で身を持って知ることができた。私が興味を持ったのは、金網越しに見た植物や、フェンス越しに見た風景であった。重なり合う枝や葉を通して見た空や陽の光、向こう側もまた魅力的であった。風景とは眼前に広がるものであるが、風景と自分の目との間を遮るものを通してみる行為自体に、私は物を見て絵にする行為の根源が潜んでいると感じた。時には有刺鉄線やネット、橋桁など遮るもの自体に注目することもあったが、自分が絵に表したいものは、目を通して印象に残ったものであり、そのためにものを注視する必要があることを知った。障害物を通して向こう側を見ることは見る行為を強調させることであり、ものは見えにくくなるが、絵を描く行為自体を絵にするといった意味で絵画作品制作の根源的なものだったと、今になって思う。
ものを見ることを強調させた絵を描くことにしたが、マスキングテープを使って絵の空間表現にアクセントを加えることを面談の中で決めた。描く風景自体は通い慣れた大学内やその近辺のものにしようと考えていたが、その中でも奥行きを感じさせるものを選ぼうと、先生方に写真を題材にして面談をしていただいた。今までは練習の他は気に入った題材をただ選んで描くことしかしていなかったが、入試のための作品制作を通して初めて、取り掛かりの段階から相手に見せることを意識した制作手順を踏めたと考えている。
構想を指導のおかげで綿密に練れたため、実際の描く作業は順調に進んだのではないかと思う。技術的には甘く、デッサンや色彩に狂いがある部分も多かったが、マスキングテープで表面に細工をすることで助かった点も否定できない。大きいサイズのキャンバスに伸び伸びと描くことは楽しい経験だったが、仕上げの段階ではさすがに緊張感に包まれる作業となった。マスキングを剥がすことで一度完成した絵から引いていく作業となったが、なるべくマイナスが少なくなるように、当然ではあるが時間の許す限り風景自体の完成度を上げるよう努めた。マスキングテープを剥がすと、そこには新しい風景が広がっていた。見る者と、絵画に描かれた風景とを隔てるfenceが平面上に存在していた。構想が形となって表現され、喜びも一層大きいものとなった。
入試当日は筆記試験と、今までの作品集と研究作品を持ち込んだ上での面接があった。美術を通じた教育がテーマだったので、作品を見たり、作る行為自体を未来に繋げられるよう指導できるようになっていきたいと話した。作品「fence1」、「fence2」は自分自身の未来に繋がる作品になったと思うし、おかげで大学院に合格することができた。今後はフェンスを描くことは特に考えていないが、描く必要のあるものを、やはりよく見て描いていこうと考えている。合格は受験に際し指導、面談を何度も丁寧にしてくださり、資料やアドバイスの数々を提供してくださった先生方の存在があってのものだった。今後も、絵を描く技術を身に付け伸ばし、発想を大きくして作品を通じて形にしていくため、OWL美術研究所で学び続けていきたいと考えている。先生方には今までのお礼を述べると共に、今後の指導もお願いしたいです。ありがとうございました。
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