2026/09/19
今回の子供アトリエのテーマは「貝」です!
意図しているわけではないのに、なぜかダジャレになってしまう今回の課題。
「貝を描いてください」
「今日は貝を描いてん」
など、教室の至るところで狙っていないダジャレが発生してしまう“回”となりました(笑)。

それはさておき、OWL美術研究所には大量の貝があります。
実はこれらの貝、私の祖父が貝のコレクターで、世界中から集めてきたものなんです。
幼い頃、お正月におじいちゃんの家に集まった際、大量のコレクションを眺めるのが毎年の楽しみでした。
そして祖父が亡くなった際、この大切な貝のコレクションを引き取り、教室で引き継ぐことになりました。
教室にある特に大きな巻き貝は「アラフオルホラガイ(英名:Australian trumpet / 俗称:ホールズトランペット)」という世界最大級の巻き貝の一種で、モチーフとしてとても重宝しています。

ちなみに祖父は当時、地元・神戸ではちょっとした有名人だったようです。
以前、絵画モデルとして教室に来られていた方と何気なく貝の話になり、「祖父が貝のコレクターだった」とお話ししたところ、「昔、垂水にある貝コレクターのお宅に見学に行ったことがある」とおっしゃっていました。お話を聞く限り、まさに祖父の家に行かれていたようで、素敵な縁を感じました。
受験生のデッサンも登場!子どもたちに見てもらった理由
今回のアトリエでは、子どもたちを驚かせるつもりはないのですが(笑)、参考に受験生が描いたデッサンも一緒に並べて観察してもらいました。大きくなって美術の道にすすもうかなっておもった時には、こんなにリアルに描く練習をするんだという事をなんとなくイメージしといてもらえるといいなという思いで、決してこどもたちにリアルに描く事を強制するつもりはありません。しかし、本格的にデッサンをしないといけないタイミングでは、覚悟を決めて取り組まないといけないのも事実なので、このリアルに描いたデッサンをちょこちょこ見てもらい、デッサンに対する抵抗がないようにもしたいと思いみてもらっています。

名画やロゴにも使われる!巻き貝のらせんに潜む「黄金比」とは
ここで少し真面目なお話をすると、巻き貝の「巻き」には神秘的な法則が隠されています。
巻き貝の美しさは、数学で最も美しいとされる「黄金比(約 1 : 1.618)」と深く結びついています。
これをわかりやすく視覚化したのが、「フィボナッチ数列」を使った螺旋(らせん)の図です。
1. 「1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21…」と、前の2つの数字を足していく数列を作ります。
2. この数字を一辺の長さとする正方形を、隙間なく順番に並べていきます。
3. それぞれの正方形の中に「扇形(円の4分の1)」を描いて繋げていくと、巻き貝そっくりの美しい螺旋ができあがります。
もちろん、貝自身が数学を勉強しているわけではありません。
「一番エネルギーを使わずに、最も効率よく体を大きくする」という自然界のサバイバルを突き詰めた結果、この美しい数学的法則にたどり着いたのです。
古今東西の名画から現代のロゴマークに至るまで、この黄金比を使って構成されているデザインや芸術作品は数多く存在します。
自然が生み出した最高の造形美を、子どもたちが絵を通して体感してくれていたら嬉しいです。
それでは京都の絵画教室OWL美術研究所こどもアトリエ教室で描かれた貝の絵画作品をご高覧ください。

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