2026/05/27
今回の子供アトリエの課題は光をテーマに描いていただきました。

実は芸大入試でも重要になる「光」の表現
実は光に関連したテーマは京都市立芸術大学出でも手を変え品を変え出題されています。
色彩構成で、人工の光と自然の光


このテーマでは普段から物事をどれだけ観察し、深く考察しているかが
問われているとおもいます。自然の光と人工の光の質の違いをどう表現するかに
あります。
わたくしも過去問題を受験生にやってもらう時に参考になるかと、
人口の光と自然の光が対比して見える情景が感じられた時には、
写真をとる習慣がつくようになってしまいました。


また、過去にはオーロラフィルムを渡されて『光』というテーマで描きなさい、
という出題があったりもしました。


この問題はオーロラフィルムの持つ多層の色の変化をどう表現するかにあり、
見えている状態をそのまま描く事が難しく、現象を分かりやすく拡大して、
さらにフィルムの持つ透明感を出す事が出来るかが鍵になります。
立体構成では、タピオカを吸うための太いストローを使って
輝きというテーマで出題された事もあります。
元々輝きというテーマが、物質ではないので、物を使って形状を表す立体構成で表現するのに
は難しい所があります。真ん中から放射状に、光の漢字のようなイメージが沸くのではないでしょうか?
その光のような形をなにも工夫せずに作ってしまうと、ありきたりな作品になってしまいます
ストローの半透明の質感を上手く光の現象とあうように表現できるかという所です
プロの作品からインスピレーションを得る
光を感じる作家さんの作品写真もホワイトボードに貼り参考にしてもらいながら描いてもらいました。

佐々木類 姫路の美術館にて展示された時に見に行き、撮影しました。
この作品は積った雪に熔けたガラスを吹き込み、温度や密度、水分などの雪質によって自然に成形された形で、
そこにはガラスに蓄光物質が混ぜられており、暗闇の中で吸収した光が「青く」発光します。
この作品は実際見てみないと分からない所もあるかもしれないのですが、ポスターをみて実際に見てみたくて
作品をみにいきました。 実際みてみると見たことが無い幻想的な空間でした。
人が考えた作品世界で今まで経験したことない体験ができ、人が作り出せる物の可能性を感じたので
子供たちにも見ていただきたくて、写真をならべました。興味のある方は佐々木類さんの評論をみてみてください

蜷川美花 京都市京セラ美術館での展覧会で撮影しました。
無数のおもちゃの宝石がぶら下げられてレーザー光線があてられており、その中を歩けるようになっています。
無数にある宝石の屈折や重なり、反射でキラキラ感を視野いっぱいに体験できる作品でした。
多くの人が偽物の宝石を楽しそうに鑑賞しているのがおもしろかったです。
私個人としては壁に移りこんだ光に美しさ
を感じました。動画でとりあげさせていただいた作品もこの写真を見て描いていただきました。
光のキラキラ感をこの写真を見て表現してみたいと思ってもらえたのだとおもいます。
ちょっと小さい子供たちには難しく最初は「こんなの描けない」と言っていましたが、
周りをくらくして、あとから光をティッシュを使い絵具をぼやかしてかけるようにしてみたり、いくつか楽しくかける方法もおつたえしたら、
筆がはしるようになって自分だけの光を表現してくれました。
子どもたちの感性が光る作品たち
今回描いていただいた作品を掲載いたします。
ご高覧ください。

実際に子どもたちが試行錯誤しながら描いている様子を、こちらの動画でぜひご覧ください!