2026/07/01
こんにちは! 京都の子ども絵画教室 東儀画塾の東儀です。今回の子どもアトリエのテーマは、毎年恒例の「ビニール傘に絵を描こう!」でした。

🎨 剥がれない絵の具を求めて、いざ実験!
実はビニール傘って、普通に描くだけだと絵の具がペリペリと剥がれてしまうんです。
以前はビニール専用の絵の具が売っていたのですが、残念ながら生産終了に……。
昨年はアクリル絵の具で塗ってみたものの、やっぱり少し剥がれてしまいました。
そこで京都伏見の絵画教室OWL美術研究所では、今年は、事前にいろいろと模索し、実験を重ねました! その結果、
「木工用ボンドを混ぜ、メラニンスポンジでこすると食いつきが良くなる」ということが判明。
今年は水の代わりに「ボンド水」を絵の具に混ぜて塗ってもらう工夫をしました。
毎年同じ課題であっても、少しずつアップデートして、
より良いものを提供したいと日々考えています。
💧 先生の「とほほ」な大失敗
ところが、ここでアクシデント発生(笑)。
事前に私がボンドの水分量を調整して紙コップでみんなに配ったのですが、
少し水を入れすぎてしまったようで、絵の具が傘に弾かれてしまう子が続出……!

普段生徒たちには、「ピンクを作る時は、必ず白に少しずつ赤を混ぜるんだよ
(赤を出しすぎると白が大量に必要になるから)」と指導しているのに、
私自身が同じような失敗をしてしまいました。
水を入れすぎたボンド水に、慌てて大量のボンドを追加する羽目に……。とほほ。
幸い、ナフサ不足で大型ボンドが売り切れる前に買い置きしていた
ストックがあったので助かりました。
「失敗は成功のもと。講師自身がこうして試行錯誤を重ねる姿を見せることも、子どもたちが『失敗を恐れずに挑戦する心』を育む一助になればと思っています。」
ちなみに、大量に余ってしまったボンドは、
美大受験クラスの子たちが使う木炭カルトン(画板)入れの制作に回し、
無事に消費いたしました!

🔍 「言われた通り」ではなく「完成をイメージする力」
透明傘の特性を活かして、「下書きを裏から傘に貼り、表から透かして写そうね」
と手順を説明したのですが、中には上から表向きに貼っている子も。
「もうちょい考えてみてね〜!」と思いつつ(笑)、
言われたことをなんとなくやるのではなく、
「出来上がりのイメージから、今何が必要か」
を逆算して考えられる力が身につくといいな、と感じています。
ちょっとだけ工程が多くなってしまいましたが、
みんな「いつもと違う素材」を楽しんでくれたようです。
中には「オレ、これ10回以上やってるし!」
と自慢してくる子もいて
(10年も来てたっけ?と思いつつ笑)、
それほど楽しみにしてくれているんだなと嬉しくなりました。
✨ 奇跡のバトンタッチ!感動の再会
そして今回、とっても嬉しいニュースがありました。
金沢美術工芸大学の油画科に合格した卒業生の「ありちゃん」が、

母校である京都市立美術工芸高校(旧・銅駝)への教育実習のために
京都に帰ってきており、アトリエに遊びに来てくれたんです。
ありちゃんが高校生の頃、子どもアトリエのお手伝いをしてくれていたのですが、
当時アトリエ生だったA君は彼女にとても懐いていました。
その後、A君は子どもアトリエから美術高校受験コースへと継続し、
見事、京都市立美術工芸高校に合格!
そしてなんと、お互いそれを知らないまま、教育実習先(高校)
の現場で「先生」と「生徒」として再会したのだそうです……!
これには鳥肌が立つほど感動してしまいました。
アトリエで育った子どもたちが、こうして美大や美術高校へ進み、
また繋がっていく。
そんな素晴らしいバトンタッチを見せてもらい、
胸がいっぱいになった一日でした。
それでは京都の絵画教室OWL美術研究所の子供アトリエでえがかれた、傘の作品をご高覧いただけると幸いです。

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東儀画塾 OWL美術研究所の「子どもアトリエ教室」では、ただ言われた通りに描くだけでなく、完成を逆算して考える「イメージの力」を育むカリキュラムを用意しています。
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