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子供アトリエ、葉っぱ版画 紅葉の絵

京都の絵画教室OWL美術研究所の

11月28日30日は子供アトリエでは葉っぱを版にして、版画をしました。

まず伏見公園に葉っぱをみんなで拾いに行って、

おおきなイチョウの木の葉っぱ真ん中に切れ込みが入っていてハートのような形になっているのが稀にあり、探したりしました。

そのはっぱに油絵具をローラーでつけて、画用紙に転写します。

そして転写した後、水彩で、色をつけていきます。

思い思いの色を塗り、周りに書き足すのもありです。

葉っぱの葉脈が出ている方に油絵具をつけると、葉脈が転写され、

葉っぱは少し白く残る所があるのですが、そこに水彩の色が入ります。

油絵具なので、水彩がはじきます。転写した色と違う色の水彩を塗った

方がより、形がはっきりと浮かびあがります。

沢山重ねて、重なりの美しさを活かして水彩はぬりませんでした。

 

水彩画教室にて、水彩の描き方を解説(東儀画塾の柿の実)

水彩画教室にて、水彩の描き方を解説(東儀画塾の柿の実)

11月17日の日曜日は、妻の両親が大阪からわざわざ京都まで、わが東儀画塾の庭に実っている柿の実を取りに来てくださりました。

この木は小さい頃に食べた柿の種を兄弟で蒔いたのをを覚えています。

兄が蒔いた種だけが、が育っていったのをうらやましく思っていましたが、

今となっては、なかなかこの柿の木が強敵で、どんどん伸び、隣の窓に当たらんとする勢いです。

なんとか切らないといけないと思いつつ、放置しておりました所、実を取りに来て下さるという事で、なんとか枝を落とす作業の決心がつきました。

 

やっとの思いで脚立の最上段から高枝切はさみで切っていると、真上から枝が落ちて来て、メガネがふっとんだり、プレハブから枝を高枝切ばさみで切っていたら、ロープがきれたりといろいろありましたが、なんとか収穫に成功。

種から出てきて大きくなった柿は渋柿しかならなくて、そのままではたべられません。接ぎ木をしないと甘い柿は実らないらしいです。

おばあちゃんが柿一つ一つ丁寧に皮を剥き干している所の写真を送ってくれました。これで乾燥させると食べられるようになります。

 

さて今回は、水彩画で、せっかくなのでこの柿を生徒さんに描いてもらう事にいたしました。

 

京都伏見の絵画教室【東儀画塾】では、デッサンと油絵、水彩画など、各自のご要望にお応えして指導させていただいております。私が版画が専門なので、銅版画を行える設備も完備しております。

 

描いていただいた生徒さんは、大人アトリエの方で、結構デッサンの力があります。

少し慎重になりすぎる傾向があるので

最初思いっ切って水を多く、いろいろな色を混ぜながらベースを作っても後から、状況を判断し、修正していく事は出来るだけの技量のある方なので、「思いっ切ってましょう。」とアドバイスさせていただきました。

 

サンプルとして、描き出しを参考に描いてみました。

住居部分の子供たちがいる所でえがきました。プライベート丸出しですこし恥ずかしいですが、が、四人の子供たちのかわいい音声が入っているので、宜しければ見てください。水彩なのに、照明が黄色く限界まで修正しましたが、色が変です。申し訳ありません

色が混ざる瞬間を楽しむような感じで描いていきます。

生徒さん作品完成

銅版画工房のカレンダー展2019年のお知らせ

銅版画工房のカレンダー展2019年のお知らせ

今年も押し迫ってきました。

本年も銅版画工房のカレンダー展にOWL美術研究所も参加させていただきます。

B3サイズの版画用紙の下部にカレンダーがオフセット印刷されていて、上部をオリジナル銅版画を印刷します。

各工房の作家によるオリジナル銅版画カレンダーを展示即売する企画の展覧会です。

信じられないくらいの値段でオリジナルの版画が手にはいるチャンスです。

趣味で銅版画をされている方、半分プロの意識で制作されている方、プロの方が入り乱れて展示

されています。

趣味でされているといっても、各版画工房の作品とてもクオリティが高いので、気に行った作品があれば、気楽に買っていただけます。

普段絵を買う習慣がない方でも、カレンダーという事で気軽にオリジナルの銅版画を手にとっていただけると思います。よろしければご高覧ください。

子供アトリエ 京都市伏見区の絵画教室OWLブログ(東儀一の絵を見て)

子供アトリエ 京都市伏見区の絵画教室OWLブログ(東儀一の絵を見て)

2019年11月14日16日の子供アトリエ教室の課題は

東儀一の絵を見て描いていただきました。鳥と風景画をくみあわせたような作品が多いのですが、今回は鳥の作品では無い作品を並べてみました。

京都の絵画教室ギャラリーにて東儀一の作品

息子の私が言及するのもなんなんですが、父はデッサンの達人で、物凄く絵が上手い画家でした。絵を描いている人が見ると、その上手さが存分にわかり、凄く楽しいのですが、生徒の子供さんからすると、「なんできちんと塗ってないの」というちょっと困ってしまう質問が返ってきて、「敢えて、筆のタッチを残していろいろな表情をだしているんだよ」と説明しました。

 

 

 

 

今回の子供アトリエ教室では引き戸をとり払い、いつもと違うレイアウトで描いていただきました。

西村涼グループ展のご案内

西村涼グループ展のご案内

西村涼グループ展のお知らせです

西村君はOWL美術研究所にて、中学生の時から来られていて、京都精華大学版画学科に入学され、私東儀光則の後輩になります。

(その後、京都市立芸術大学の大学院に進学されています。)

精華大学に入学されて3回生くらいまで、デッサンを続けて東儀画塾に通っていただいていました。

この頑張りが、今の活躍につながってくれているのではないかと勝手に思っている次第です。

事あるごとに飲み会や、OWLでの展示や銅版画工房のカレンダー展にも参加してくれています。

益々のご活躍を期待しつつ、展覧会のご案内させていただきます。

2019.11.08 fri. 12:00 – 20:00 open
.
【current exhibition】
Group Exhibition ”LINES”
2019.11.08 (fri.) – 12.01 (sun.)
Artists: Lee Edwards, Ryo Nishimura, Katsuyuki Shirako
.
【開催中の展覧会】
グループ展 「LINES」
2019.11.08 (fri.) – 12.01 (sun.)
上記期間中 金土日 12:00-18:00 開廊
出展作家 : リー・エドワーズ | 西村涼 | 白子勝之

デッサン練習法を基礎から60年の歴史ある京都老舗の絵画教室が解説【直線の描き方】

デッサン練習法を基礎から60年の歴史ある京都老舗の絵画教室が解説【直線の描き方】

直線がどうしても上手く描けない人

「デッサンをしていて直線がどうしても上手くかけません。

しっかりと描こうとすると、人一倍時間がかかってしまいます。

時間をかけて描いた線もそんなに真っすぐではないのは分かるのですが、とりあえず時間もかかっているので、歪んだ線のままデッサンしています。

どのようにしたら良いでしょうか?具体的な方法を教えて下さい。」

 

こういった質問に答えます。

 

本記事の内容

  • 直線を引く練習法3つの手順
  • 直線を引く練習法の注意点
  • 直線を引く練習で大切なこと

私もこの直線を引く練習をデッサンをしていた時代に講師の方に指示されました。

が当時の私は、恥ずかしながら、自分の線が歪んでいる事に気がついていませんでした。

当時の講師の方がなぜ線を引く練習を私に指示してくださったのかも理解できますし、真摯にとりくまなかった自分にとても歯がゆい思いもあります。

素直に指示された練習をもっと一生懸命すれば、もっと早くデッサンが上達しただろうにと思うわけです。

教える立場となった今では、この練習がとても効果があるのが、わかります。

 

実際にこのデッサン練習法を宿題として出して、素直に取り組んでくれた生徒さんは、本人がやったという旨をこちらに伝えてもらえなくても、デッサンの描き始めで全然ちがっているのがわかるほどです。

しかし本当に地味で面白くない練習法なので、デッサン練習をしていた当時の私のように、生徒の皆様もなかなかやっていただけません。

 

ぜひこの直線を引くデッサン練習法をコツコツとやって頂ける事を願います。

 

直線を引く練習法3つの手順

  1. A3コピー用紙横に真っすぐな線を引く
  2. 下が膨らむ弧を大きく描き段々真っすぐにする
  3. もう一度1に戻り直線をひいてみる

●A3コピー用紙横に真っすぐな線を引く

まずA3コピー用紙を横向きに、左右の両端1センチきざみで点を打ち左右水平になる点どうしをイメ―ジして端から端に直線になるように、右利きの人は左から右に引いていきます。

左右1センチずつ点の打ってあるA3コピー用紙

 

 

細かく繋げていくのではなく、一機に端からはしまで、蛇行しないように、線を引きます。

 

1本目より2本目3本目よりも4本目と蛇行しないように直線を引いていく

一発でなかなか上手くいかないかもしれませんが、何処で線が蛇行してしまうのかを意識し、次に線を引く時には前回蛇行してしまった箇所が真っすぐ引けるように、繰り替えし線を引いていきます。

 

 

下が膨らむ弧を大きく描き段々真っすぐにする

 

 

もう一枚紙を使い今回は点を打たずフリーハンドで半円のさらに下半分くらいの形をA3画用紙左右をいっぱいに使い下が膨らむように描いて、2本目3本目と弧が段々と真っすぐになるように線を何本も引き、身体が直線をスムーズに引ける感覚を感じながら練習する。

 

もう一度1の手順に戻り直線をひいてみる

1→2と手順をしていただいたうえで、もう一度1の手順に戻った時恐らく、最初線を引いた時よりもスムーズに手が動いているのが実感できるとおもいます。

横だけではなく縦もしていただければと思います。

又線を描くスピードを変えたり、鉛筆の持ち方をかえたり、画用紙との間合いをかえたり、座る位置を変えたり、斜めにして一番描きやすい角度を見つけていくようにして描いてみてください。

 

又鉛筆だけでなく、面相筆に黒色で出来るだけ細く一定の線を描く練習も効果的です。

直線を引く練習法の注意点

 

 

  • 適当にやらない事
  • 集中しすぎない事

 

 

適当にやらない事

すごく当たり前の事なのですが、適当にやっちゃうとなんのためにやっているのか分からなくなります。

本来デッサンでの完成度を上げるための基礎練習なのですが、一本線を引いて、どう線が蛇行してしまったかを確認し、次はどうすれば、蛇行しないようにかけるのかを、確認してから、次の一本を引いていかないといけません。

やっているうちに集中力が切れて適当になってしまう場合が多々あります。

1本引いて線が途中でびびって蛇行してしまったのであれば、なにがしらの要因があるはずなのですこしやり方をかえて再チャレンジします。

(例えば鉛筆の持ち方を微妙に変えるなど)でスムースに引けたりするので、かんがえながら、集中して練習してください。

集中しすぎない事

適当にやらない事と相反する部分でもあるのですが、集中しすぎると緊張に繋がり、身体が固くなり、かえって線が思い通りに動かなくなったりします。

それと集中しすぎると視野がせまくなり、今描いている所だけしか見えなくなる傾向にあります。

そして全体を見ずに手を画用紙にしっかり付けて、手がコントロール可能な部分だけを繋げて綺麗に線を引こうとしてはいけません、手を画用紙から離し大きくイメージし視野を大きく保ち、集中はするのですが、緊張はしてはいけません。

意外と難しいのです。

ちょうどこの記事をかこうとしている2019年11月16日に朝の連続テレビ小説スカーレットで主人公の喜美子が絵付けの道にすすみ、師匠から最初の指導で直線を引く練習を指示されて、一生懸命やるあまり、顔が怖くなってきているのを師匠に「だんだん顔が怖くなってるで。笑ってかきなさい」と言われていましたが、まさににそんな感じで、笑ってやるぐらいでちょうどよいと思います。

 

直線を引く練習で大切なこと

冒頭でものべましたが、この練習をした時に自分の線が歪んでいる事に気がついていないという問題点があります。

真っすぐなので、判断しやすいはずなのですが、明らかに蛇行するばあいは分かります。

なんとなく直線が引けてるかなという程度の線になった時に、若干歪んでいる部分を把握し、次に線を引く時にさらに、真っすぐに引くんだという気持ちが大切で、その気持ちの積み重ねがデッサンの精度に反映してきます。

更には、実は真っすぐの線がイメージ出来ていない場合も多々あるのです。

練習をする場合も画用紙以外の画用紙より大きく直線が続いている机の直線部分や、天井と壁の境界線の部分など、大きな直線を見てイメージし、描く線よりも長い線をイメージしたうえで、線を引く方がよいでしょう。

大幅に蛇行してしまう方はまず、大幅に蛇行しないように練習し、大幅に蛇行はしない方でも、出来るだけ精度を上げていく事をイメージし練習してみてください。

 

今回の直線を引く練習を動画でも解説しております。併せてご覧いただくとより理解が深まると思いますので、ご高覧下さると幸いです。

 

OWL美術研究所の第一課題であるゴムボールの描き方も併せてご高覧くさされば、より理解が深まると思います。

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。

子供アトリエ 京都伏見東儀画塾 瓶の行列

子供アトリエ 京都伏見東儀画塾 瓶の行列

しばらく滞っていたブログの更新を又再開しようと思います。

先週の東儀画塾の子供アトリエ教室は、瓶を並べて描きました。

いろいろな瓶の形があり、何処を切りとって描くかセンスの見せ所です。

透明の表現も難しいかもしれませんが、手前の方に透明の瓶を並べて描いてもらい、透明感を表現できるように配置しています。

又今回は、さらに少し難しいかもしれませんが、透明のグラスばかりを並べて描いてもらうえるコーナーを敢えてつくりました。

挑戦したい生徒さんは描いてもらえるようにしました。

さらに蛯子先生が水を入れて透明のガラスの見え方のバリエーションをふやしたりしていました。

少し水をつけて口の部分を指でかるく触れながら擦ると美しい音が出て、少し脱線ではありますが、しばしの間みんなで美しい音のハーモニーを楽しみました。

クリックしていただければ、美しいハーモニーが楽しんでいただけます。

 

 

 

OWL美術研究所11月12月休講日のおしらせ

OWL美術研究所11月12月休講日のおしらせ

絵画教室 【東儀画塾】OWL美術研究所

11月12月の休講日のおしらせ

 

 

11月23日は祭日(勤労感謝の日)により休講日となります。5週目の11月30日は授業がございますので、お間違いの無いようにお願いいたします。12月の31日は5週目のためお休みとなります。

1月は7日からとなります。

以前はブログなどでも受講日のお知らせを頻繁に更新していたのですが、最近さぼりがちになってしまい、先月の5週目のお休みに間違えて来られた方がおられたので、大変もうしわけなく思います。ホームページには掲載していたのですが、恐縮です。

更新頻度を増やし、ラインのタイムライン投稿でもお知らせいたしますので、ブログを見ていただけると嬉しくおもいます。

昨日は東儀一の命日

昨日は東儀一の命日

 

OWLのギャラリースペースでは、常設で父の絵を展示している事が多いのですが、

今年はOWLギャラリー部分を改装した事もあり、平林先生の絵

を飾らしていただいたり、私東儀光則の絵

を飾らしていただいたりしていました。

しばらく私の絵を飾らしていただいて、自分では意識していなかった部分を生徒さんが気がついていただいたりして、新しい発見もありました。

 

昨日11月12日は父である東儀一の命日でした。

生前素晴らしい絵を沢山残してくれたので、いつもこの時期には、大量にある父の絵を引っ張り出してきて、見ていただき、子供アトリエの課題にもさせていただいています。

又以前飾っていた作品とは違う東儀一の作品も見ていただけると幸いです。

京都の絵画教室ギャラリーにて東儀一の作品

今回は鳥ではなく、操り人形やお姫さまの絵があります。

 

 

ギャラリースペースにて東儀一の作品をご高覧希望者は事前にお問い合わせフォームよりご連絡いただけると幸いです。

ギャラリーとして運営している訳ではないので、生活臭丸出しになっているかもしれませんが、それでもよろしければ遊びに来て下さい。4人の子供の乗り物たちが散乱しがちなので、なんとか邪魔にならないようにいたします。

 

デッサン練習法を基礎から60年の歴史ある京都老舗の絵画教室が解説【球の描き方】

デッサン練習法を基礎から60年の歴史ある京都老舗の絵画教室が解説【球の描き方】

デッサンをどう始めたら良いのか分からない人

「デッサンって難しいな…。教室が近くに無く、デッサンを独学で練習して来たんだけど、なんかモヤっとしたデッサンしか描けない…。何処から始めるのがベストなのでしょうか具体的な練習方法を教えてください。」

こういった質問にお答えします。

本記事の内容

  • デッサンで必要となる描き方進め方の4つの手順
  • デッサンをするうえでのモチーフの見方 捉え方の注意点
  • デッサンを描くうえで一番大切な事

 

ざっくりと自己紹介させて頂くと、父東儀一(画家)が60年前に始めた京都老舗の絵画教室で25年の講師実績があります。

 

 

デッサン初心者のよくある悩みとして、「とりあえず描いてみたけど」描き方、練習法がわからないという点があると思います。

 

 

私もデッサン講師歴25年とか、偉そうな事を言っていますが、デッサンの考え方や捉え方の概念を理解するのに、人一倍時間がかかったと思います。

 

指示された宿題なども素直に取り組んでいればもう少し早く上手くなったのかなと思います。

 

 

とはいえ、すぐに上手くならなかったので、その分沢山デッサンをする事ができ、すこしずつ【考えて描くコツ】みたいなものが分かってきました。

 

デッサン上達のためにかけた多くの時間を、講師となって説明する立場になった時から、少しでも初心者の方にも分かって頂けるように日々努力と改善を繰り返してきました。

決して優秀では無かった当時の自分にもわかるように、抽象的な概念が多いデッサンの練習方法を、出来るだけ分かりやすく言語化して伝えていこうと思います。

 

※5分ほどで記事は読み終わります。5分後には、今までよりも「質の高いデッサン」が描けるようになっているはずです。

〇デッサンで必要となる描き方進め方の4つの手順

手順は下記のとおり。

  1. まずモチーフをよく観察し、光と影がどう変化していくかを把握する
  2. 最初は細かい所に気を囚われないように大きく手を動かして描く
  3. トーンの幅を出すために何度も繰り返しタッチを重ねて描く

  4. 大きな光と影の関係性をくずさないように細かい所もよく観察して描く

手順1:まずモチーフをよく観察し、光と影がどう変化しているかを把握する

 

東儀画塾の最初の課題として現在ゴムボールを描いてもらっています。

後方を黒い板で覆い、下に白い紙を敷き、描いてもらっています。

この紙を敷き、壁を立てる作業で、ボールの陰影がどの様に変化するかを観察する所から始めます。

白い紙を敷く事で地面からの反射光の変化を感じて下さい。

壁を立てる事で回りからの微妙な映り込みが消える様子を感じて下さい。

そしてボールの形に対して一番強い光源からのハイライトがどう影に変化していくのかを感じて下さい。

反射光がボールのどの位置まで影響し変化していっているのかを、観察し、ボール全体で光と影の関係性がどうなっているのかを、しっかりと把握してから描いていきます。

(ボールではどこから見ても同じ形なので省略いたしましたが、他の物では美しく見える角度を観察してから角度を変えて考察し配置する事も重要です)

手順2:最初は細かい所に気を囚われないように大きく手を動かして描く

ゴムボールの大きな光と影の関係性を把握したうえで、いよいよ鉛筆で色をつけていきます。

ボールの大きな変化を意識して描いていきます。

初心者はどうしても、細かい所にフォーカスしがちになってしまうので、最初やりにくいかもしれませんが、大きく手を動かして描く事を意識して描いていきましょう。

手を画用紙にしっかり置きながら描くと、細かい所は安定して描けるのですが、まず手を画用紙からはなして常に大きく手を動かす事を意識して下さい。

大きく手を動かすと意識もボール全体を見る方向に向かっていきます。

 

手順3:何度も繰り返しタッチを重ねていかないとトーンの幅が出ないので繰り返し重ねて描いていく

単純なグラデーションを例に説明します。

鉛筆によるグラデーション

白い紙に鉛筆で色を塗っていくと最初劇的に変化しますが、一通り明るい所から暗い所まで色が付けられると、一応グラデーションの出来上がりとなります。

写真の上図の状態です。

しかしそれでは、なんとなく薄っすら調子がついているだけで、トーンの幅がほとんどないグラデーションになります。

 

ここで手が止まってしまう方が大変多いです。

単純なグラデーションでは理解していただいても、大きなボールでは最初一通り色を付けるだけでも相当時間がかかってしまいます。

そこから、もっと色を付けましょうといわれても、自分の描いた状態が薄っすら色が乗っているだけの状態であることを、客観的に判断することが難しいのかもしれません。

デッサン全体が写真の下図のようになるように何回も手をいれていかなければなりません。

4大きな光と影の関係性をくずさないように細かい所もよく観察して描いていく

大きなベースが出来たら、ここでやっと手も少し画用紙に添えて描いていく事もしていきます。

しかし意識が細部にばかりいくと、やはりバランスを崩してしまうので、細部を描き、全体を見て調節、又細部を観察し全体を確認の繰り返しです。

この段階でも、いきなりすごく細かい所にフォーカスするのではなく、だんだん細かく見ていく事が重要です。

例えば、ゴムボールで言えばつなぎ目のうすい線が気になったりするのですが、大きなベースが出来たらいきなり表面の細かい所にアクセスするのではありません。

全体の中で一番コントラストが高く、特徴のはっきりしているハイライト周辺の移り変わる変化の度合いを正確に描けるように、少しずつ細かく見て、トーンの幅を正確に出していく感じです。

 

〇デッサンを描く上で一番大切なこと

1出来上がりのイメージを持ちながらデッサンする事

 

2描きたい部分から描かない事

 

3見方をかえ常に視野が狭くなっていないかの判断ができるようにする事

〇出来上がりのイメージを持ちながらデッサンする事

自分の描きたい絵であれば、いろいろと出来上がりのイメージを思い描き、理想の状態をイメージしながら描いていくと思いますが、デッサンはあくまでも練習のための絵なので、教室で行う場合、特に指定されたモチーフを描く事になり、本来描きたい物では無いかもしれません。

 

しかしたとえ与えられたモチーフのデッサンでもどう表現したいのかをイメージする事がとても大切です。もちろん上手く描きたいと思いっているでしょうが、より具体的に出来上がりをイメージすることが重要です。

今回のモチーフである青色のゴムボールを例にとると、材質は→木でも、→金属でも、→石膏でも、→風船でも、→革でもありません。同じゴムボールでもこのゴムボールよりも光沢が強く映り込みがはっきり映る物もあります。

このゴムボールの特徴を最初からイメージすることがとても大事で、自分が描いた絵と何処がどう違うのかを、考え、観察し、完成をイメージしながら描いていく事が重要です。

材質感以外にも、構図や構造や光源などの設定も今描こうとしているデッサンの対象物がどうなっているのかを考え、与えられたモチーフでも、その姿を借りて、自分が解釈し表現しているという感覚が必要です。

〇描きたい部分から描かない事

デッサンはなんらかの基準があり、比較しながら進めていきます。

例えば、明るい所と中間と暗い所何処から描きすすめていけばよいでしょうか?

なにも考えず、ただ単に自分の描きたい部分の中間から進めていくと、途中で凄く進めにくくなります。

全体に描きたいモチーフの平均値の固有色を考え灰色の調子をつけて、練りゴムと鉛筆で描いていけば進めていけるかもしれませんが、基準を明確にせず、なんとなく色をつけていくと、途中でまとまりがつかなくなるでしょう。

 

白い画用紙に描く場合は、一番暗い所を探し、暗部を基準に少しずつ明るくなる状況を明確にイメージし、一番暗いところより少し明るい所をさらに明るい所の暗さを調整しながら描いていきます。

特に2番目に明るい所とハイライトの明暗の違いが初心者は曖昧になってしまう事が多いように感じます。

今回のゴムボールで言えば、ハイライトと反射光の明暗の関係性が1番明るい所と2番目にあたるでしょう。

直接光と反射光は度合いで言うとかなり差があるのですが、反射光も単体で見るとそこそこ明るい気がしてしまうのです。

ハイライトとの明るさの度合いを考察して、反射光の明るさの値を調整して、決めていかなければなりません。

例えるなら、太陽と月の光の量ぐらい違いがあるのです。太陽は恒星でそのものが光源ですが、月は太陽の光が反射しているにすぎません。

光の絶対量が直接光の方がかなり多いはずです。

反射光はそこだけ見ていると白く感じるかもしれませんが、一番明るいハイライト部分の基準と比較してどの程度の明るさであるかを見極めて描きます。多くの場合はあまり考察せず、最初になんとなく見た白さでそのまなになってしまう傾向にあります。

【今回描いた動画でも何回か反射光の色を考察して描いています。】

形体を描いていく際にも、何処から描いてもよいかもしれませんが、全てなにがしらの基準がありその基準に対して考えながら描いていきます。

真っすぐ垂直に立っている物は画用紙の縦の線が垂直の基準となるので、縦の枠と平行に描かなければなりません。

水平面に置いてある円形の物は斜めから見ると楕円になり、楕円の縦と横の軸は必ず水平垂直になり、画用紙の縦横と平行に描かなければなりません。

 

例えば大きさの違うコーラの瓶、一升瓶、オロナミンcの3つの瓶があります。瓶の口の大きさは同じ大きさですが、それぞれ本体の大きさが違います。口の大きさの基準に対しの比率がかわってくるわけです。

 

何を基準に今比較しながら進めているのかはその時々で違ってきますが、基準を明確にし、曖昧にならないように進めていく事が重要です。

見方をかえ常に視野が狭くなっていないかの判断ができるようにする事

視野が狭くなってしまうと、大きく見れば一目で分かる事の判断が付かず、明らかにバランスが崩れていても細かい所を凝視して描いてしまう事がよくあります。

常にデッサンの明暗で黒すぎたり、明るすぎたりを大きな基準でセルフチェックする必要があるのです。

やり方は簡単、

1離れて見る、

2目を細くしてあえて全体がぼやけた感じになるように見る。

3逆さまにして見る

4メガネをかけている人は合えて外してみる

5鏡に映してみる

などです。

特に2の目を細めて見る。はすぐできるのですが、

デッサンで目を細くしている所

眠たい訳ではありません

 

かなり変顔になります。ハイ

なかなか最初みなさんやっていただけません。

ちなみに講師の蛯子先生も平林先生もデッサンしている時は頻繁にこのようなに目を細くし、大きな調子に狂いがないかを確認しつつ描いておられます。

デッサンが上手くなっている人はこの事に気がついてやってくれているというか、ほぼ習慣化しているのですが、最初は意味が理解してもらえないのです。

ということは、目を細めてデッサンと対象のモチーフを見比べて、敢えてぼやけた感じで大きな調子がくるっていないかを常に意識して描いていく事が納得してできるようになると上達は早くなるという事です。

 

実際にボールのデッサンで細かい所が気になって描いている状態を例にしてみます

実際のボール

強く感じてしまっている明るい線を強調してみました

デッサン

 

写真とデッサンをボカシてみました。これが目を細めて見た状態に近いと思います。

ボカシてみても線がデッサンの方には残っているのが分かると思います。

そこで、凝視しすぎて細かい所を描きすぎていた事に気がつけば修正して、大きく描いていく方向で進めていくのです。

光が変化する様子も以外と分かりやすくなるので、是非とも変顔をする(目を細くして大きな明暗を確認する)習慣をつけてみて下さい。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

 

 

今回のモチーフであるゴムボールの描き方を動画でも解説しています。併せてご高覧くださると、より理解が深まると思います。

 

 

当教室では、デッサンの通信講座を開催しております。興味のある方はfacebook非公開グループにて勉強会を開催いたしておりますので、ぜひご登録下さい。

facebook非公開グループデッサン勉強会

zoomによるデッサン通信講座に興味があり、直接東儀光則にデッサン練習法の個別相談を受けたい方は、お問い合わせフォームよりメールにてお連絡ください。

相談日時を調整いたします。

遠方の方でこの教材にてデッサンをしてみたい方はゴムボール

LITEC(ライテック) ストレッチボール 25cm ブルー MN117

厳選モチーフ&画材リンク集より

お買い求めいただけます。

(教室に来ていただいている方は、購入の必要はございません。)

 

お問い合わせ

TEL 075-601-4423

見学も随時行っております。
ご希望の方はお気軽に
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