京都銅版画協会2022ミニアチュール展の当番 | 東儀画塾 OWL美術研究所

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本日は京都銅版画協会の当番に行ってきました。銅版画と言えば、エッチングで白黒の作品のイメージがあるかとは思いますが、銅版画イコールエッチングではなく、様々な技法があります。他の版画の種類シルクスクリーンや木版、リトグラフなどと比べても、銅版画の技法は多岐にわたります。例えば写真を利用した技法では、シルクスクリーンが多く使われますが、

銅版画も写真を使った表現技法があります。今年の2階特別展示で出品中の前川秀治先生も写真を利用した技法となります。

シルクスクリーンとは又違った、味わい深い色の重なりになるように思います。

 

 

他にも、メゾチントという技法があります。

メゾチントはまず物理的に銅板に無数の点をつけ、真っ黒にした状態を少しずつなめしていき白くしていきながら、作品を作っていく技法です。 デッサンで言えば、先ず画面全体を縦横無尽にタッチをつけ、真っ黒の状態にして消しゴムで

描いていくような技法になります。この技法もなんとも言えない奥行のある風合いが出て、銅版画独特の技法になります。

 

OWL美術研究所にお越しの、二宮さちこさんは基本エッチングの技法で制作されていますが、目の部分だけはメゾチントを使われています。

二宮さち子 銅版画作品 エッチング・メゾチント

 

他にもドライポイントといい、直接ニードルで版を引っ搔いて線を描く技法もあります。直接描くと、まくれが出てにじんだような線になりこれも銅版画ならではの技法のひとつになります。

 

他にも、いろいろな技法をくみあわせて、作者一人ひとりの表現があり見ごたえのある展示となっているとおもいます。

2022年7月24日日曜日迄開催しておりますので、ぜひ直接見て、銅版画の世界観をお楽しみいただければ幸いです。

ギャラリーヒルゲートにて2022年7月24日迄開催詳細はこちら

 

OWL美術研究所銅版画教室の詳細はこちらから

おまけ・・・本日当番7時迄だったのですが、大雨が降ったこともあり、だれももう来ないだろうから、もう一人の当番の方が6時頃に私がみとくから早く帰っていいよと

言っていただいたのを言いことに早くかえらせていただきました。ありがとうございます。そして帰りの中書島の駅で虹をみる事ができました。こんなにはっきりとした虹を久しぶりにみる事ができました。すこしタイミングが違えば恐らく見れなかったので、時間を下さったkさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました!

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